盲腸日記 その5

さて、その夜。昨晩あまり寝れなかったのと疲れもあり、さすがに寝る私。
が、その前に虫垂炎入院時の一大イベント、そう、例のあれ。開通の儀式。
定期的に行われる検温・血圧の計測時にも「まだですかー?」と毎回聞かれます。
そこで、皆さんにご質問。いわゆる ねっぺ って日常的に行ってますか?
その習慣の無い私は、布団の上で行うということに、抵抗があるというか
お腹の中はぽこぽこと気体が渦巻いているんだけど、出ない。
ハラキリしたばかりだしどれくらい力を入れていいものかも分からず。
果たして、その習慣のある人が早く出るかはどうかわかんないけど

そういう人はなんとなく、抵抗無く出せそうだなぁ、と思ったのでした。
しかしまぁ、そんなこんなで日没後には、無事開通いたしました。
思っていたよりもずっと早く、手術後1日もかかりませんでした。
でも、よく考えたら、入院中食事もとるわけで、なのに何日も出なかったら
お腹の中がそりゃあもう大変なことになりますよね。
というわけで、個室なのでちょっと遅くまでテレビを見つつ(消灯時間は9時)
とはいっても自宅にいるときよりもずいぶん早く就寝。
昨日は出来なかった寝返りも、今日は少しずつでき、少し楽になったのでした。

さて、2日目。寝たとはいえ、夜中に点滴の交換があったりで熟睡には至らない感じ。
朝も起床時間より早く目が覚めてしまいました。ま、いつでも寝れるからいいか。
そして昼前、ついに30数時間ぶりにベッドから降りられることに。
看護婦さんに支えられよろよろとベッドから立ち上がる私。
「クララ!!クララが歩いたわぁ!!」って感じではなく
「あ、思ったより大丈夫です。意外と平気。」というわけで、目的地をトイレに定め
点滴ポールと余分な水分貯蔵袋を持ち少しずつ歩く私。
目的地に無事たどり着き、ついに余分な水分出し管を抜いてもらいました。

さて、午後になって、大部屋に空きができたのでお引越しすることに。
なんてたって個室の差額は15000円。差額だけで15000円。泣きそうでしょ。
2部屋あるのでどちらがいいか聞かれ「トイレの近い方に」とお願い。
さすがにまだたくさん歩くのはきついので、少しでも近い方がいいかな、と。
そして、悔しいことに自分の口からはほとんど水分をとっていないのに
1日あたり2.5Lほど入れられる点滴のせいで、意外とトイレに行かなきゃならない。
うーん。なんか悔しいぞう。というわけで、トイレの斜め前の部屋に決定。
お引越しは家族が来てからということにしてもらい一旦休憩。
個室に備え付けの電話で自宅に電話し、スリッパや着替えなど必要なものをお願い。
その時、後ろで長男の泣き声。どうやら病院にいきたいと泣いているらしい。
電話口に出してもらうと「おかーさーん」と大泣き。そりゃそうだ、まだ3歳だもん。
思わずもらい泣きしてしまい、それまで、突然の痛み・手術・入院なんかで
自分のことで精一杯だったけど、早く帰ろうと決心する私。
この後、退院して帰宅するまで、家で「おかーさん」って一言も言わなかったらしい。
3歳なりに事情を察し、すごく無理をしていたらしい。面会に来ても抱っこもできないし。
この頑張りは内へと秘められ、2日後に発熱という形で現れたのでした。

今日の一言
今も「まだお腹痛い?」ときいてくれて「少しね」と答えると
抱っこを要求しない、健気な3歳児。「よくなぁれ」してくれます。


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Last-modified: Sat, 21 May 2005 09:57:56 JST (7623d)